世界の色んな局面で取引される米ドル

FXで取引される各国の通貨の中で、米ドルは「世界の基軸通貨」と呼ばれています。アメリカ国内だけでなく、石油や金など世界中で取引されている多種多様な商品の決済通貨として使われているほか、各国の中央銀行が保有している外貨準備の大半も米ドルになっています。

 

国際決済銀行の2007年の調査では、世界の為替市場での通貨取引のうちドルが約4割を占め、通貨ペアで見ると米ドルがらみが全体の9割近くにのぼっています。

 

アメリカの政治や経済などの情報は他国に比べると入手しやすいため、どの通貨を取引するか迷っている場合、まず考慮に入れておきたい通貨のひとつといえます。アメリカ関連のニュースは為替市場でも非常に注目されており、相場の動きに即座に反映されます。

 

各種経済指標(非農業部門雇用者数、ICM製造業景況指数、小売売上高、貿易収支、GDPなど)のみならず、通貨政策を決定する財務長官の発言や、金利政策を決定するFRBの声明、ときには新聞記事をきっかけに市場が動くこともあります。

 

FRBが経済や物価動向を安定させるために政策金利を上げたり(利上げ)、下げたり(利下げ)して調整することがありますが、一般的に利上げはドル買い、利下げはドル売りに繋がることが多いようです。