ドルに次ぐ取引量を誇るユーロ

ユーロはハードカレンシー(国際通貨)の中でドルに次いで取引量が多い通貨です。当初は銀行間の決済にのみ使われていましたが、2002年1月から一般にも流通するようになりました。

 

ユーロは現在23カ国で流通しており、人口は3億人を超え、米国の経済規模に匹敵しています。現在ではユーロ/米ドルの取引が世界で一番多く、投資家が米ドルを売るときはユーロが買われ、ユーロを売るときは米ドルを買うというように、米ドルとユーロは反対の動きになりやすくなっています。

 

欧州中央銀行(ECB)で決定された政策金利がユーロ圏全体の金利となるため、ユーロに投資する際は欧州中央銀行の金融政策をニュースなどでチェックしておくことを勧めます。

 

また、ユーロに次ぐ国際通貨として、日本円があります。90年代後半からは低金利の円を売って高金利の通貨を買う「円キャリートレード」という取引が増え、円安への圧力となっています。

 

08年以降は、サブプライムローン問題による世界的な金融不況の中、円キャリートレードの大規模な巻き直しやリスク回避通貨としての円買いが増え、急速な円高が進行しました。低金利、低インフレ、経常黒字という円のファンダメンタルズに変化が生じれば、為替市場における円の位置づけが見直される可能性があります。